美作市地域おこし協力隊

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地域おこし協力隊とは

都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住⺠票を移動し、生活の拠点を移した者を、地方公共団体が「地域おこし協力隊員」として委嘱。

隊員は、一定期間、地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住⺠の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取り組みです。

美作市の協力隊

  • 協力隊受け入れ開始年度 平成22年度
  • 延べ受け入れ隊員数 53名

地域おこし協力隊の活動

各地域での隊員の活動

上山西地区:平成22年から

活動場所

美作市の最南端に位置し、和気町と接している。一番高いところで標高519メートル、一番低いところで標高150メートルと高低差が大きな急傾斜地となっており、斜面には棚田が広がっている。

地域の課題と活動の方向性

上山西地区にはかつては8千枚以上の棚田が耕作されていたが、住民の高齢化と大型機械の使用が困難な農地が多いことから不耕作となり、農地の荒廃が進行している。

ここ数年は地域おこし協力隊の活動などにより農地の復旧が進んでいるが、従来の農業のやり方では生活するのが困難であるため、「新たな農業・農山村」のありかたを模索中である。

協力隊

現在、1名の隊員が活動中。

梶並地区:平成24年度から

活動場所

美作市の北西部に位置し、地域のほとんどが山林で占められている。

吉野川の支流である梶並川・東谷川の流れに沿って、集落・田畑が形成されている。

地域の課題と活動の方向性

梶並地区は美作市のなかでも高齢化率の非常に高い地区であり、地区内の建物の内3分の1が空き家という状況から、空家対策が急務とされている。

また少子高齢化が進み、地区内にあった梶並小学校が閉校するなど、地域活力の衰退が懸念されており、移住者による生業づくり・特産品の開発等の取り組みが望まれている。

東粟倉地区:平成25年から

活動場所

美作市の北東部に位置し、兵庫県と接している。

岡山県最高峰の後山(1,345メートル)「氷ノ山・後山・那岐山国定公園」から麓にかけて広がる地域で、集落は標高600メートルから250メートルの間の山間部に形成されている。

地域の課題と活動の方向性

東粟倉地区は、合併前の旧東粟倉村時代に整備を行った観光施設が多数存在しており、各施設の有効活用・活性化を図るとともに、地域資源の掘り起こし、特産品の開発等に力を入れて行きたい。

協力隊

現在、3名の隊員が活動中。

巨勢地区:平成25年から

活動場所

美作市の南部に位置し、吉野川沿いの平地と支流の海田川沿いの山間部に分けられる。

川の流れに沿い、集落、田畑が形成されている。

地域の課題と活動の方向性

巨勢地区は、古くからお茶の生産地として知られ、観光茶園や栗園・椎茸園など多くの観光客が訪れた地区であったが、現在は生産者の高齢化に伴い、多くのお茶畑等の資源が荒廃している。

また、地区内の廃校の活用方法や、空家を改修した農家レストラン・農家民宿などの開業・特産品の開発などが望まれる。

協力隊

現在、協力隊OBが活動中。

粟井地区:平成25年から

活動場所

美作市の北部に位置し、地域のほとんどが山林で占められており、吉野川の支流である小房川の流れに沿って、集落・田畑が形成されている。

地域の課題と活動の方向性

粟井地区は、「能登香の里小房」を中心として、都市部住民との農業体験を通じた交流活動を長年行ってきたが、交流のあった大阪の小学校との交流が終了したため、新たな学校や一般を対象としたツアー等の受け入れが望まれる。

また、地域の特性を活かした特産品の開発が望まれる。

福山地区:平成29年から

活動場所

美作市の南東部に位置し、地域のほとんどが山林で占められており、吉野川の支流である山家川の流れに沿って、集落・田畑が形成されている。地域住民により、集落を望む「黒見山公園」の整備が行われている。

地域の課題と活動の方向性

福山地区は、旧福山小学校を活用した体験・宿泊施設「さくとう山の学校」等を中心として、集落機能の維持や福祉の推進等に努めている。

今後は地域の資源を活かし、住民と協働して活性化策を進める人材が求められている。

関連リンク

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