【林野高校生制作】カタクリPR紙芝居
地元高校生が制作したPR紙芝居をお届け!
地元・林野高校の生徒さんたちが、「カタクリ」をより多くの人に知ってもらおうと、
地元保存会への取材等を行いながら、紙芝居を制作しました。
カタクリとは、春になると可憐な淡紫の花をつける、ユリ科の多年草。
早春の限られた期間にのみ咲くことから“春の妖精”とも呼ばれています。
市内には幕谷カタクリ群生地があるほか、6町村が合併して誕生した美作市と同じように6枚の花弁があることから、美作市の花にも制定されています。
高校生たちの力作をどうぞお楽しみください!
カタクリちゃんは春限りのスーパーアイドル☆


ここは「はるのもりライブ会場」。
美作のカタクリ群生地で開催されている!
春しか見られない、
超人気アイドルが出演するらしいぞ!
リス:「キャー!あの子が出るのね!?」
シマエナガ:「グッズ全部買ったよ~!」

出てきたのは…
うつむきがちで、ちょっとシャイなピンクの花。
リス&シマエナガ:「カタクリちゃ~ん!」
カタクリちゃん:「あ、あのっ…ちょっとだけ咲かせていただきます!」

7年に1回しか地上に現れない、春限定アイドル・カタクリちゃん。
しかも、活動期間はなんとたったの1~2週間!
リス:「はかなくて最高…尊い…」
シマエナガ:「もう推すしかない…」
カタクリちゃん:「♪春がきたよと~わたしたちが告げる~♪」

歌もダンスも完璧!チョウも密を吸いにきます。
ファンサービスかな!?
チョウ:「カタクリちゃーん!甘かったよー!」
カタクリちゃん:「あ、ありがとうございます~!実は…ここまで歌えるようになったのも、みんなのおかげなんです。前にこんなことがあって―」

カタクリちゃん:「わたしがまだつぼみだった時…おなかを空かせたウサギさんに食べられそうになったんです。」
ウサギ:「おいしそうなカタクリのつぼみがあるぞ!ちょっと味見だけ~!」
カタクリちゃん:「やめて~!食べられちゃう!」

そのとき、
ファンの動物たちが立ち上がってくれたのです!
リス:「アイドルに手を出すな!」
チョウ:「食べたいならどんぐりでもどうぞ!」
アリ:「推し活に噛みつき禁止!」
ウサギ:「えええ~!?そんな~!」

人間たちもカタクリを守ってくれました。
子ども1:「カタクリって春にしか咲かない大切な花なんだ!」
子ども2:「絶対、守ってあげようね」
子ども1:「また来年の春も見れるといいな~!」
子ども2:「看板を立てて、草抜きもしよう!」

カタクリちゃん:「だから今、こうして歌えるのはみなさんのおかげなんです!実はもう一つ…アリさんたちに、タネをお願いしてるんです」
みんな:「え?タネ?」
カタクリちゃん:「わたしがいなくなったあとも…次のカタクリ世代が育つように…✨」
そう!アリたちがカタクリの“未来”を運んでいるんだ!

アリ1:「急げ急げ!これが未来の推し活だ!」
アリ2:「うちの子もカタクリちゃんファン!」
カタクリのタネには、アリの大好物のおやつ成分がついているんだって!
だからせっせと運んでくれるんだよ。

でも―
春はすぐに終わる。
カタクリちゃん:「みなさん、またいつか…どこかの森で会いましょう…!」
みんな:「えええ~!?」
ファン:「でも…そこがいい…」

そして、次の春。
また新しいカタクリちゃんたちが、
ステージに立つのです―
カタクリちゃん:「よろしくお願いしますっ!はじめてのライブ、ドキドキです!」
みんな:「カタクリちゃーん!」
カタクリに会いに行こう!
美作市では、幕谷カタクリ群生地でカタクリに出会うことができます。
毎年3月下旬から4月上旬にかけて、地元保存会により2週間ほど限定公開されますので、
是非足を運んでみてくださいね。
このページに関するお問い合わせ先
産業政策部 観光文化課 観光政策係
〒707-8501 岡山県美作市美来1番地
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