岡山県下最高峰で、修験道の行場として知られる霊山・後山(うしろやま)。7世紀頃、修験道の開祖とされる役行者(えんのぎょうじゃ、役小角)が後山に入り、修験の道を開いたとする説が残されています。
道仙寺は、真言密教の霊山・後山を代表する寺院で、境内には本堂と、神変大菩薩坐像が安置された「観音堂」があります。
また、後山山麓には護摩供養が行われる「護摩堂(女人堂)」、大規模林道から後山にのぼった「母護堂(ははごどう)」があります。
「母護堂」そばの、“是より女人禁制”の立て札のある門をくぐると、古来から修験者達によって踏み固められた険しい道に入ります。歩くことおよそ1時間、高い石垣を登り切ったところで「奥の院 行者本堂」があります。
母護堂から先は現在も女人禁制とされています。
毎年、春と秋に柴燈大護摩供養(さいとうだいごまくよう)が、道仙寺(どうせんじ)の「奥の院 行者本堂」、「護摩堂」の2カ所で営まれます。全国から集まった修験者が、錫杖(しゃくじょう)を打ち鳴らし般若心経を唱えながら、火を焚き上げ、辺りは荘厳な空気に包まれます。参拝に訪れた人は護摩木に思いをつづり納めます。
【例年開催日時】
春季
秋季
名称 | 延命山 地蔵院 道仙寺 |
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フリガナ | エンメイザンジゾウインドウセンジ |
住所 |
岡山県美作市後山59(道仙寺) 岡山県美作市後山965(護摩堂) |
アクセス | 鳥取自動車道大原ICもしくは西粟倉ICから約20分 |
公式サイト | http://dousenji.jpn.org/ |
電話番号 | 2868-78-3419 |