性の多様性への理解を深めましょう
知っていますか「性の多様性」
性(セクシュアリティ)は、女性と男性という枠組みだけではなく、実際はもっと多様で幅広く、グラデーションを描くように存在しています。
全ての人々が自分らしく生き生きと暮らすことができる社会を目指すため、まずは、「性の多様性」について正しく知り、理解することから始めませんか。

多様化する性のあり方
性には、4つの要素があると考えられています。
からだの性(生物学的な性)
身体的特徴に基づき、出生時に割り当てられる性
こころの性(性自認:Gender Identity ジェンダー アイデンティティ)
自分自身が認識する性別
好きになる性(性的指向:Sexual Orientation セクシュアル オリエンテーション)
恋愛や性愛の対象となる性
表現する性(性別表現)
言葉遣いや服装、仕草など社会(外)に表現したい性
これらが組み合わさることで性は構成され、人の数だけあるといわれています。
LGBT等とは
LGBT等は、性的少数者(性的マイノリティ)を表す総称のひとつで、次の言葉の頭文字をとって組み合わせた言葉です。
L(レズビアン)
女性の同性愛者
G(ゲイ)
男性の同性愛者
B(バイセクシュアル)
両性愛者
T(トランスジェンダー)
「からだの性」と「こころの性」の不一致
LGBTの4つ以外にも、さまざまな「性」のあり方があります。
Q(クエスチョニング)
「こころの性」や「好きになる性」が決められない、分からない、決めないなどの人
ある民間企業の調査では、日本のLGBT層は、左利きの人とほぼ同じ割合である約9%の割合で存在するとされています。
あなたの周りに「いない」のではなく、あなたが「気づいていない」だけかもしれません。
カミングアウトとは
秘密にしていたことを打ち明けたり、LGBT等であることを告白することを指します。
カミングアウトされたら、まずは本人の気持ちや思いを大切にして話を聴きましょう。
アウティング(暴露)は絶対してはいけません!
本人の了解を得ずに、本人が公にしていないLGBT等であること(性的指向や性自認)をその他の人に伝え、広めてしまうことをいいます。
性のあり方を他人に知られたくない人にとって、アウティングは重大な人権侵害です。絶対にしないように十分注意しましょう。
一人で悩まず相談してください
みんなの人権110番(法務省)
電話:0570-003-110
時間:午前8時30分から午後5時15分(土・日・祝日を除く)
よりそいホットライン(一般社団法人社会的包摂サポートセンター)
電話:0120-279-338(フリーダイヤル・24時間受付)
注:性別の違和や同性愛などに関する相談はガイダンスにしたがって「4」を押してください
性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律の改正について
「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」が令和5年6月23日に公布、施行されました。
この法律は、性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解が必ずしも十分でない現状に鑑み、性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する施策の推進に関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の役割等を明らかにするとともに、基本計画の策定その他の必要な事項を定めることにより、性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性を受け入れる精神を涵養(かんよう)し、もって性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に寛容な社会の実現に資することを目的としています。
「性的指向・ジェンダーアイデンティティ理解増進」のページ(内閣府ホームページ)
関連リンク
このページに関するお問い合わせ先
市民生活部 市民課 市民協働係
〒707-8501 岡山県美作市栄町38番地2
電話番号:0868-72-1143
ファックス:0868-72-8091
お問い合わせフォーム