フレイルを予防しよう
地域フレイル予防事業
美作市では、令和4年度より健康寿命を延伸することを目的とした、『地域フレイル予防事業』を実施しています。
市内各地でフレイルの啓発活動やフレイルチェックを行う「フレイル予防サポーター」、そしてサポーターの養成などを担う「フレイル予防トレーナー」を任命し、地域と一体になったフレイル予防に取り組んでいます。
実施方法は、東京大学高齢社会総合研究機構が考案したフレイルチェックを用いて、チェックを受けます。
フレイルのリスクを見える化し、本人が自身の状態に「気づき」、生活改善に取り組む、動機付けを促すものです。
フレイルとは?
日本老年学会が平成26年に提唱した概念で、「虚弱」を意味する「frailty」から名付けられました。
健康な状態と要介護状態の中間にあたり、加齢によって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながり)などが低下した状態のことをいいます。
フレイルの最も大きな要因の一つは筋肉の衰えであるサルコペニアです。
多くの人がこのフレイルの段階を経て要介護状態に陥りますが、予防や適切な治療を行うことで、再び健康な状態に戻ることができます。
フレイルチェックではこんなことをしています!
パタカ(滑舌チェック)

「タタタタタ…」「カカカカカ…」と、できるだけ早く発声することで、口周りや舌の動きの良さを測ります。
ふくらはぎ周囲長

ふくらはぎの周囲を測り、筋肉が減った状態(サルコペニア)になっていないかをチェックします。
握力測定

利き手の握力を測り、男性30kg、女性20kg未満の場合はサルコペニアの可能性があります。
片足立ち上がりテスト

椅子に座った状態から片足で立ち上がり、足腰の筋肉やバランス力が維持されているかチェックします。
手足の筋肉量測定

測定器で、両手両足の筋肉量が少なくなっていないかをチェックします。
地域フレイル予防市民セミナー(過去のイベント)
年1回、市民向けにフレイル予防についての普及啓発講演会を行っています。
令和4年度
日時:令和4年12月13日(火曜日)午後1時30分から午後3時
演題:「やりがいと役立ちがいのすすめ」~人生100年時代を元気にフレイル対策~
講師:東京大学高齢社会総合研究機構 学術専門職員 神谷 哲朗 先生
令和5年度
日時:令和5年11月16日(木曜日)午後1時30分から午後3時
演題:人生100歳時代をみんなで考える フレイル予防と健康長寿の地域づくり
講師:東京大学高齢社会総合研究機構 学術専門職員 神谷 哲朗 先生
このページに関するお問い合わせ先
保健福祉部 健康政策課
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