鎌坂峠
竹林が誘う、武蔵ゆかりの峠道
旧因幡街道で、山陰の因州鳥取と山陽の藩州赤穂を結ぶ要衝だった峠。
古い文献には「釜坂」「鴨坂」「加茂坂」とも記されています。
少年・宮本武蔵が、佐用・平福の母のもとを訪ねる際に何度も通ったのがこの坂道です。
鳥取藩池田候の参勤交代のコースでもあり、後醍醐天皇が隠岐脱出の際にこの峠を越えて京都へ向かったとも伝えられています。
人っ子一人通らないような坂道ですが、道幅は広く、江戸時代から整備されていたことが伺えます。
竹林を抜けて頂上につくと、かつての参勤交代一行の休憩場所であった、2つの峠茶屋跡の広場もあります。


名称 | 鎌坂峠 |
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フリガナ | カマサカトウゲ |
住所 | 〒707-0415 岡山県美作市宮本 |
電話番号 | 0868-78-3111(大原総合支所) |